その後私はホワイト企業に転職し、人事部の責任者を務めました。現在は新卒入社3年以内の若手社員を採用したい企業のコンサルタント企業を経営しています。
若手・同期が辞めていくと辛いものがありますよね。
- 自分も辞めたほうがいいのかな
- なんだか置いていかれたような気がする
- 自分は根性があるのか勇気がないのかどっちだろう
若手・同期がどんどん辞めていくと、その都度な不安に駆られるものです。
他人を軸に考えてはいけないと思っていても、この会社を辞めるという大きな決断をした同世代が何人もいると自分が正しくないような気になってきます。
しかしそんなことを考えていても時間が過ぎていくだけ。
この記事では若手・同期期がどんどん辞めていって自分も辞めるべきなのか不安を感じているあなたに知って欲しいことをまとめました。
なぜ若手・同期が辞めていくと不安なのか理由を確かめる

若手・同期が辞めたことで感じる不安が何なのかを確かめてみましょう。
漠然とした不安は確認することで対処すべきことなのか原因が見えてきます。
今まで会社に不安はなかったのに急に若手や同期が辞めたことで不安が出てきたのであれば、それはただ単に流されているだけ。
若手や同期が辞めた事実にだけ動揺しているのであれば、あなたまで転職をする必要はありません。
しかしあなたが以前から「一生勤める会社ではない」などと考えていたところに若手や同期の退職のニュースが飛び込んできたのであれば、先を越された感覚に襲われるでしょう。
など具体的な理由があって、すでに辞めたいと思っていませんでしたか?
何人辞めたら「若手・同期がどんどん辞めている」と言えるのか

ここ10年ほどは、新卒の入社3年以内の離職率は約32%。
3年経って10人中3人が辞めているのが一般的ということになります。
あなたの周りの若手や同期がどんどん辞めると、まるで離職率が異様に高い会社のような気がするかもしれません。
しかし、会社全体で見るとそんなに離職率は高くない、あなたの部署や仲の良い人が辞めているだけ、ということもあり得ます。
入社した時に同期の人数が何人なのかは聞いていますよね?
同期の数と同期のネットワークで退職した人数を確認して、あなたの同期の離職率を割り出してみましょう。
会社はもちろん離職率を把握していますが、会社に聞くと「離職率を聞いてどうするつもりなんだ?」と思われてしまいます。
あくまで若手や同期の中で得た情報をもとに辞めた人数を数えていきましょう。
若手・同期が辞めるので自分も辞めるのはちょっと待って!

若手や同期が辞めるとあなたも辞めたくなる気持ちが生まれてくると思います。
中には退職することを事前にあなたに話ししてくる同期もいるかもしれません。
会社を辞める直前の人の中には、顔が希望に満ち溢れ、将来いついて明るく語る語る人もいます。
そんな人の話を聞くと「自分もこの会社を飛び出してみたい!」という気持ちになったりもします。
しかし流れに乗って辞めるのだけはいけません。
新卒の同期とはたまたまあなたと入社時期が一緒になった同世代の人。
あなたとは考え方も育ち方も状況も異なります。
辞めた同期はもしかしたら、やりたいことがあった、など明確な理由があって辞めたのかもしれません。
「同期が辞めたから」という理由で転職活動する人もいないでしょうが、仮にこんな気持ちで転職活動をしてもろくな会社に転職できないでしょう。
辞めた理由や志望理由について根拠を持ってハキハキと語れない人に、いい会社から内定は出ません。
他人に流される形で辞めてしまうと、応募する会社で辞めた理由を聞かれた時にどうしても説得力に欠けます。
あなたが志望する会社からは内定がもらえず、あまり満足いかない会社に入社して転職を繰り返すことになりかねません。
若手・同期が辞めていく会社で辞めない人は根性がある?

若手や同期が辞めていくと会社に残った人の中には「辞めた人は根性がなかった」というようなことを思ったり言う人がいます。
自分が辞めないことに対して正当性を持たせるための強がりなのであれば、これは要注意。
将来、同期が何十人、何百人いた中で残った1人〜数人になることにどれだけの意味があるのかをよく考えてみましょう。
たくさんの同期の中から残った数名〜1名は強い人に見えたり自分で感じたりするかもしれません。
しかし見方を変えれば会社に搾取され続けている人かもしれませんし、自分に合わない会社にいると気づいていても方向転換ができない人かもしれません。
しかしこれらの議論は水掛け論。
定量化できるものではありませんので、全て正解で全て間違いです。
あなたの会社の上司や社長は残っている社員に対して精鋭だの優秀だの言ってくるかもしれません。
辞めた若手・同期とコンタクトを取り続けるメリット

会社を辞めた若手や同期とコンタクトを取り続けると、自分の会社を客観的に見ることができます。
とはいえ会社を辞めた人の意見なので、前職を肯定することはないと言うことは頭に入れておきましょう。
しかし会社によって上司や社風は違うもの。
転職した若手同期は2社を知っているわけですから、あなたよりかは客観的にあなたの会社を見ることができます。
あなたは今の会社の状況を教えてあげましょう。
若手・同期があまりに減り続けるとあなたの業務量が増える

当たり前ですが、人が辞めると誰かがその業務を引き継がなければなりません。
お給料は増えません。
社員が減り続けると社員一人当たりの業務量が増え、業務が雑になっていき会社の業績が悪くなっていく可能性が高くなります。
業績が伸びなければ新しい社員を雇うのも難しくなります。
人を雇うサイクルがうまくいかない会社はこの悪循環にはまっていき、リストラを実行したり、会社規模を縮小したり、将来的には倒産します。
離職率の低い会社に就職するのは大切

若手や同期が辞めていくことにストレスを感じるあなたは、離職率の高い会社は向いていません。
もしあなたが転職するのであれば、離職率の低い会社を選ぶことは重要です。
ではその離職率の低い会社はどうやって選ぶのか。
それは転職エージェントを理容師て離職率の低い会社を紹介してもらうことです。
離職率だけを重視して転職するわけにはいきませんが、あなたは会社の離職率が気になる人。
離職率が高い会社に転職して、人が辞めていくのを見てストレスを感じるのであれば、絶対に離職率は見ておくべきです。