転職後は課長に昇進し課のマネジメントと人材採用責任者も経験しました。
若い人がいない会社に勤めているときは、特に違和感はありませんでした。
なぜなら新卒で平均年齢が高い会社に入社したので、その環境が当たり前になったんですね。
しかし歳が近い人がたくさんいる会社に転職して1ヶ月もすると、若い人が多い職場がこんなにも楽しいものとは思いもよりませんでした。
あと若くても優秀な人って全然いるんですよね。
頭使いながら密度濃く仕事を積み上げている人は年齢関係無く尊敬しますし、歳が近いと負けじと頑張れます。
歳が離れ過ぎていると「経験値が違うからしょうがないか」という気持ちが生まれるんですよね。
また私は3年で前の会社から転職しましたが、若い人がいない会社にはそれなりのネガティブな理由があります。
本記事では若い人がいない会社に在籍していることに疑問を持ち、転職を考えている方に知って欲しいことを5つにまとめてお伝えします。
\まずは結論!/
若い人が少ない会社は転職した方が良いでしょう。
なぜならあなたが今の会社に居続けると、他の会社の同世代に遅れを取るから。
若い人が少ない会社は、問題を先送りにする体質の可能性が高く、若手社員の教育に慣れていません。
今の会社で5年10年勤めていざ外を見渡してみると、同世代は一回りも二回りも先を行っている、なんてことになりかねないのです。
転職エージェントに登録をすると、あなたが転職できる可能性がある会社をいくつも紹介してもらえます。
まずは20代専門の転職エージェントに登録をして、若い人が多い会社を紹介してもらって、転職した後の想像を膨らませましょう!
若い人がいない会社には未来がない

まず若い人がいないということは、その会社の未来が非常に危ういということになります。
仮に最若手が40歳だとすると、40代の方が定年を迎える20〜25年後には会社には誰もいなくなります。
5年10年くらい先まで働きたいと考えているのであれば、安定した職場、と捉えることもできるかもしれませんが、あなたはそんな歳ではないですよね?
若手を採用するには採用だけではなく、教育など目に見えないコストがかかります。
それは会社や上司となる人間からするとめんどくさいこと。
若手の採用はやらないと会社の存続に関わることというのは、経営層から末端社員まで分かってはいることなのですが、先延ばしにした結果が今のあなたの会社の平均年齢です。
つまりは目先のことしかやらない集団になっている可能性が非常に高いのです。
若い人が少ない会社は若手教育に慣れていない

若い人が少ない会社は、経営層が流石にどこかで危機感を持って若手の採用をかけるでしょうが、そこで採用された人も採用した人を教育する人も大変です。
教育をする人は今まで若手社員の教育などしたことがありません。
したことがあっても退職しているから、慢性的に若手社員がいない状態。
つまりは会社として教育システムが出来上がっていないのです。
そんな会社に入ってしまったあなたは大変です。
教育システムも経験も整っている会社に入社した人に比べると、極めて効率悪く成長していくことになるでしょう。
教育に慣れていない会社でも気合と根性で成長することは可能です。
しかしあなたの気合と根性は仕事そのものに向けた方がより成長速度が速くなります。
他の会社だったら1ヶ月で知ることが、今の会社だと3年かかったりかかったり一生知れない事がある可能性もあるでしょう。
教育に慣れている会社は、新入社員にまず何をどの順番で覚えさせれば効率良く成長しているかが分かっています。
「教育」「効率」というとドライに聞こえるかもしれませんが、あなたの5年後、10年後、一生を考えると非常に重要なこと。
3年以内に35%以上の若い人が辞めていく会社は要注意

ここ10年ほど新卒の3年以内の離職率は30%強です。
よって新卒の離職率が35%以上であれば平均値よりも高いということができるでしょう。
本来であれば入社前に確認すべきことですが、知らなかったのであれば仕方ありません。
今から修正していきましょう。
あなたはまだまだ若いので全然修正が効きます。
平均年齢が高い会社だと、3年以内に辞める人が多いと「根性がない」とか「自分が若い頃は」とか色々いう人がいます。
しかし若い人が辞めて一番困るのは、平均年齢が高い会社の社員たち。
若い人はビジネスの最前線で戦う戦士。
しかしその最前線の戦士がいないので、いつまで経っても自分が最前線に立たなければいけません。
実際に60代で最若手として最前線で働いている方はたくさんいます。
本人に聞くと「楽しくてやっている」とか「現場が好きだ」とかおっしゃる場合がほとんどですが、実際のところは自分が最前線で働く以外に選択肢がないのです。
まだ筆者も30代なので身をもって知っているわけではありませんが、年齢を重ねて最前線で働くのは相当きついはずです。
取引先はビジネスで年齢を考慮してくれません。
しかしその状況は今まで若手の採用や教育をおろそかにしてきたツケ。
「根性がない」とか「自分が若い頃は」とか言っていたブーメランが返ってきているのです。
最悪の場合、年齢を重ねてから人件費削減のために自分自身がクビになることさえあり得ます。
ほぼ20代で構成されている業績の良い会社もある

日本は少子高齢化で若者の人数が減っているとはいえ、20代だけ、30代以下で構成されていて業績の良い会社もたくさんあります。
平均年齢が若い会社は主にIT業界に多いですが、商社、建設、中古車などさまざなま業界で才能ある若い起業家が会社を興しています。
上司がおじさんという会社に入社して、それが当たり前という感覚が染みつきだしているあなたにはイメージしにくいかもしれませんが、あなたよりも2〜3歳上の上司、または年下の上司なんかもあり得ます。
あなたに年の近い人たちが経営しているので、良い刺激も受けることでしょう。
平均年齢が50代以上の会社は辞めた方がいい

2021年現在の正社員の平均年齢は40歳強。
5年もすると正社員の平均年齢は40代後半になると思われます。
そのため現時点で社員の平均年齢が40代後半の会社は高齢化が進んでいる会社といっても差し支えがないでしょう。
社員の平均年齢が50代にもなって若手社員がいない会社はほぼ未来がありません。
若手がいない会社にいるとあなたの感覚が古くなります。
一日8時間、週に40時間も費やす会社での時間をおじさんたちと過ごすわけですから、そうなって当然。
取引先からも事業継承がうまく行っていないと思われ、メインの取引先からは外されていく可能性が高くなります。
打ち合わせでは笑顔で「よろしくお願いします」といっている営業マンも経営者もあなたの会社を冷静に分できしています。
あなたが会社を変えて行ってもいいですがあまりに時間がかかるので、あなたが勤める会社を変えた方が早いでしょう。
平均年齢が若い会社、若い人がたくさんいる会社の求人は転職エージェントで探すことができます。
特に入社して3年以内の第二新卒向け大手転職エージェントには、さまざまな年齢の社員が分布している会社の求人が多数あるので、登録をしておいて損はありません。
登録をしたら求人を紹介してもらえるので、その時に会社の平均年齢や会社の雰囲気を教えてもらいましょう。