その後私はホワイト企業に転職し、課長に昇進、採用責任者も兼任していました。現在は若手社員を採用したいと考えている企業に、採用に関するコンサルタントを専門に行う会社を経営しています。
- 上司に言われるとつい就業時間後でも仕事をしてしまったり、土曜日の会議に出席させられたりしてしまう…
- なんだか自分だけやたらと転勤やら配置換えが多くて、負担が多いような気がする…
- 他の社員の待遇を知って、自分だけが損をしていて悔しい…
会社の言いなりにはなりたくないけど、雇われている以上仕方がないですよね。
でもあなたは
と思ってしまうくらい不満があるんですよね?
会社のいいように利用されているのではと思い始めたのであれば、早急に対処しなければいけません。
なぜならあなたがもし本当に利用されていたとなれば、今後もずっと会社に搾取され続けてしまうからです。
本記事では、会社に都合良く使われてしまうあなたが、あなた自身を守るためにできることや考え方を5つにまとめました。
都合の良い人はあなたに何ももたらさない

あなたも分かってはいる事ですが、改めて会社の都合の良い人になるということは、あなたに何も良いことをもたらさないと強く言い聞かせておきましょう。
一度会社の都合の良いように使われてしまえば、また同じように都合良く使われてしまう可能性があり、会社に在籍し続ける限りそんな役回りを受け続けるのは損以外の何者でもありません。
人生とは時間そのもの。
あなたの時間を奪い人はあなたの人生、命を奪う人です。
たまには助け合いが必要な時があるかもしれません。
やっていることが同じでも、助け合いになっている場合もあれば、会社に利用されている場合もあるでしょう。
邪推をしすぎるのもいけませんが、最も避けるべきはあなたの時間が奪われること。
ついつい会社の言いなりにやってしまうこともあるかもしれませんが、その時間をトータルすると簡単に何時間、何日の時間になったりもします。
もしあなたに残された時間が1時間だとしたら、会社の都合良く利用されていると感じる行為は絶対にしないはず。
でももしかしたら同じ行為でも、お世話になった人のためであればやるかもしれません。
会社には上司や社長以外にも、人をいいように使おうとする人がいる

会社には上司や社長以外にもあなたを都合よく利用しようと考える人がいます。
悪気はなくても結果的にあなたが損をしている場合もあります。
- 子供のお迎えを理由に残業を押し付けられる
- 同僚が業務時間内に完了できる仕事を完了できず定時で帰ったため、あなたの仕事が増える
- 会社の飲み会に頭数として参加を強制される
これらは全て基本的にはあなたの業務には関係のないことのはずです。
原則これらは断っても構いません。
あまり良い人になって受け続けていると、会社からの評価は上がらないのに業務時間が増え続けることになりかねません。
正論だけで会社員生活は回っていきませんが、どこかで一線を引いておいたり、キャラクターを作っておかないと上司や会社以外の人にも時間を奪われてしまいます。
会社にいいように利用されないための環境・キャラクター作り

会社のいいように利用されないために、環境を作っておくことは非常に重要です。
もしあなたが今現在会社のいいように利用されている自覚があり、今後のその会社に長く勤めるつもりがあるのであれば、徐々に始めておきましょう。
時間をどんどん奪われちゃいますからね。
就業規則を確認する
まず会社のいいようにされないために必要なのは、あなたと会社の約束を確認しておくことです。
就業規則は常時10名以上雇用している会社であれば作成する義務があります。
就業規則とは、労働条件や労働者が遵守すべき職場のルールなどについてまとめた規則、いわばその会社内での法律です。
あなたがその会社で働いているということは、就業規則に同意しているということ。
あなたは理不尽だと思っていても就業規則に書いてあれば、あなたはその規則に従わなければなりません。
会社のいいように利用されたくないと思うのであれば、どこまでが規則の範囲内で、どこからが範囲外なのかをあなた自身が理解しておくことが有効です。
イエスマンにならない
就業規則を理解した上で、必要なのが絶対にイエスマンにならないこと。
普段から会社で断ることを習慣にしておかないと、会社側も無意識に要求が大きくなっていくことも考えられます。
あなたは会社員である前に1人の人間。
一番大切なのはあなたの人生、すなわち時間です。
だからと言って何でもかんでも反論していると大変なので、ここだけは譲れないという一線を持っておきましょう。
などです。
会社が都合良く利用してきた時の対処法
会社が明らかに都合良く自分を利用してきたなと思う時があっても「嫌です!」とはっきりと断ることができないのが、会社員の辛いとおろ。
はっきりと断るのはその会社に長く勤める上で良くない場合が多いでしょう。
勤務時間外になってしまうような場合は、先約があると言って断るのが最も有効です。
などを組み合わせれば、空気を悪くすることなく断ることができるでしょう。
あなたの時間を奪う人は、笑顔で寄ってきたり、あなたのためという言葉を使ってきたりもします。
社員の時間を都合よく使うことが社風なら転職を考える

もしあなたに限らず、社員全員があまりに会社の都合の良いように利用されているようであれば、転職を考える必要があります。
時間外労働が多すぎても、社員全員が当たり前と思っていれば、あなたは孤軍奮闘。
そのような状況で戦うのは状況が悪すぎます。
自分の時間が欲しいのにその時間を会社を変えることに使うのは本末転倒ですし、そもそもそんな会社で出世して会社を変えるのにも何十年という時間がかかります。
そんな時間を使うくらいだったら、社員の時間を都合良く使わない会社に転職した方が良いでしょう。
社員の時間を都合良く使わない、会社は転職エージェントを利用すれば見つけることができます。
あなたが今までいかに会社にいいように使われてきたかを転職エージェントの担当者に伝えれば、そのようなことがない社風の会社をいくらでも紹介してもらえます。
しかし転職は最後の手段なので、
などどうしようもない状態になってから行動に移すようにしましょう。