その後私は元外資系の専門商社に転職して課長に昇進し、課のマネジメントに加え採用業務も務めています。
私は前の会社にいた頃から「この会社の社風は古い」と感じていましたが、転職して思ったのは私自身が古い社風が身についてしまっていたということ。
この記事を読んでいるあなたも、あなたの会社の社風の古さに嫌気がさしているんですよね?
非効率な社風の会社の中で働いていると、効率的に働いている同世代に置いてかれているような気になりませんか?
実際にあなたは置いていかれています。
効率的に仕事をしている会社は新幹線、あなたの会社は各駅停車です。
時間が経てば経つほど差が開いていくのは明白。
そのうちに取り返しがつかない差が開いてしまい、社風の古い会社でしか生きられなくなってしまうでしょう。
この記事では社風・体質・思考が古い会社から転職したいと考えているあなたに伝えたいことを5つにまとめました。
社風・体質・思考が古い会社の特徴

会社はそれぞれ独特の社風・体質・思考を持っています。
特に歴史のある会社ほど旧態依然とした社風・体質・思考が存在し、中には従業員の業務やプライベートに差し支えのあるものも。
社員の誇りや文化になる分には構いませんが、これらのような言葉は隠れ蓑に使われる場合が多くなります。
以下は当サイトの独自アンケートにより集まった、古い社風の特徴が本章冒頭の画像です。
【古い社風の特徴ランキング】
回答者:社風・体質・思考が古い会社に勤めている、と思っている2019年以降に入社の20代
有効回答数/調査数:489/500
実施日:2021年12月2日
このアンケートでは489件の回答を得たのですが、ランキング4位までが全体の50%を占めていました。
もしあなたの会社もこのよう特徴が当てはまるのであれば、社風、体質、思考が古い会社に勤めているといっても差し支えないでしょう。
社風・体質・思考が新しい会社ではネット化できるものは全てネット化。
社風、体質、思考が古い会社に新卒で入ると、あなたの考え方も古臭くなってしまう

社風・体質・思考が古い会社に新卒で入社すると、その会社の社会常識が社会常識。
そのため、あなたは年齢が若くても、会社のおじさん達と同じような思考になってしまいます。
どれだけあなたが若くてもあなたの周りの人たちの社会常識は古いもの。
1日のうち8時間、1週間のうち40時間もそのような人たちと常に接していると、あなたがどれだけ逆らおうとしても知らず知らずのうちにあなたの中に古い考え方は浸透します。
また社風、体質、思考が古い会社で出世するのであれば、その会社での常識を持っていた方が働きます。
社風・体質・思考が古い会社があなたに合っていると思うのであれば、その会社での常識を年月をかけて身につけていきましょう。
しかしこの記事を読んでくれているあなたは、社風・体質・思考が古い会社に疑問を抱いているんですよね?
もし社風・体質・思考が古い会社の考え方に染まりたくないのであれば、環境を変えるしかありません。
転職です。
転職しないのであれば、社風、体質、思考が古い会社を受け入れなければいけません。
社風・体質・思考が古いと、社風・体質・思考が新しい取引先から重要視されない

どのような会社での存在しているということは価値があるということです。
特に社風・体質・思考が古い会社は歴史のある会社がほとんどで、長年の付き合いの取引先からの信頼があることでしょう。
会社としての経験・歴史は新会社には絶対に獲得できない大きな武器です。
しかしこの経験・歴史に大きく頼ってしまい、新しい考え方や仕組みを導入しなければ、時代についていくことはできません。
私が働いていた取引先の商社で最若手で60代、社長は80代後半という会社がありました。
営業マンが全員パソコンが使えず、注文のやりとりはFAX。
営業マンも事務員もメールを使えないのです。
しかしどの営業マンも取引先との長年の信頼があるので注文は取ってきます。
よくこの時代に会社が成り立っているな、とある意味尊敬しているのですが、これでは長いお付き合いができません。
この取引先だけのためにうちの会社でFAXを導入してやりとりをするのにはあまりに非効率でコストがかかるからです。
心苦しいですが、メールでのやりとりを導入できないのであれば今後お付き合いができない」というお話をさせてもらい、現在は回答待ちです。
これは極端な例ではありますが、社風・体質・思考が古いと最終的には取引先から切られてしまいます。
社風・体質・思考が古くてもある程度はやっていけます。
取引先も同じような社風・体質・思考であれば尚更です。
しかし常に新しいことを取り入れていかなければ業界で置いていかれるのは目に見えています。
社風・体質・思考が古い会社を改革するには何十年もの時間がかかる

もしあなたが今の会社に勤め続けて、会社を変えるのであれば、それには何十年もの時間が必要になります。
なぜならあなたが会社のマネジメント層に入り、改革をしていく必要があるからです。
しかしこれはかなりの茨の道。
あなたの仕事人生をほぼこのことに費やす必要があるでしょう。
あなたがマネジメント層にたどり着くためには、古い社風・体質・思考が染み付いてしまっているかもしれません。
新しい社風・体質・思考を、今の会社にいながら取り入れていくのも極めて難しい取り組みです。
あなたの周りの複数の人に会社の社風を聞いてみよう

あなたの会社の社風・体質・思考が古いかどうかを確認したい場合は、あなたの周りの方にも聞いてみましょう。
特に朝礼の有無や会議の招集方法、申請書関連、研修、など会社のシステムに目を向けると、あなたの会社が新しいのか古いのか分かってきます。
普通の会社などは存在せず、それぞれ独特の社風があったりもするものですが、書類の電子化に代表される効率化できることに関してはほとんどの企業がしていたりもします。
業界や職種、地域によってもさまざまな違いがあって楽しく社会人トークができることでしょう。
しかし圧倒的にあなたの会社の社風が古いと認識してしまえば、危機感を覚えるかもしれません。