しかし実際に転職活動をしてみたら簡単にホワイト企業に転職できて拍子抜けでした。
ホワイト企業の専門商社に転職して5年以上経ち、現在は課長のなた笑人材採用の責任者でもあります。
転職直後は「あの3年間は何だったんだ…。」という気持ちは正直ありましたが、今の自分があるのはあの苦しい3年があったおかげと思い込むようにしています。
しかしこの記事にたどり着いたあなたには同じ経験はしてほしくありません。
この記事では、実績・成果、経験、資格が無い20代が、どのようにしたら転職を成功させることができるのか解説していきます!
やる気のない状態で会社に残って身に付く成果・実績、経験、知識はしれている

自分に合わない会社に入社してしまって、一生この会社で働くことはないと確信している。
でも転職するんだったら、もうちょっと実績・成果を出して1年とか3年とか経験と言えるくらいの期間を今の会社で過ごした方がいいんじゃないか。
私は新卒で入社した会社を辞めたいと思った時にはいつもこのようなことを考えて堂々めぐりしていました。
しかしこれは今思えば大きな間違いだったと断言できます。
やる気がない状態で仕事をしていても心のどこかで「どうせ辞める会社だし」という思いが心をよぎります。
そんな状態で仕事を続けて身につくのはハリボテの実績と成果と経験。
まともな責任感も生まれず、いい加減な仕事になってしまいます。
やる気のある状態で身に付く実績・成果、経験とは

一方仕事に楽しさを感じていたり、会社を辞めるなんてことは一片たりとも頭によぎらない状態では、意識しなくてもみの入った実績・成果、経験が積み上がり、責任ある仕事ができるようになります。
子供の頃に遊びやゲームに夢中になったような感覚に近いと思います。
実際に私は、ブラック企業ではイヤイヤ土日出勤してお客さん周りをしていましたが、ホワイト企業に転職してからはお客さん(取引先企業)のためになる資料を作りたくてこっそり土日出勤して資料作りをしていました。
ホワイト企業は土日出勤すると代休を取らないとダメなので、こっそり仕事していたんです。
一生懸命作った資料が、今もお客さんのマニュアルとして活用されています。
楽しく責任感持って作っていたんで、資料に私の魂がこもっているんだと思います。
ブラック企業での土日出勤はとりあえず、上司に土日に仕事してますアピールが目的だったんで、そりゃ仕事に対するモチベーションが違ってきますよね。
楽しく仕事ができる会社での成長っぷりは自分でも驚くほどです。
でもそんな会社って本当にあるの?って思いますよね?
そもそも自分が好きな仕事って分からないし、何がしたいのかも分からない。
そればっかりは入社してみないと分かりません。
しかし一つだけ仕事を楽しめる指標があります。
それは今よりも年収の良い会社に入ること。
実績・成果や経験や資格がなくても、前の会社よりも年収が良ければ頑張れると思いませんか?
仕事自体を楽しめることは大切ですが、やっぱり報酬が付いてこないと長くは続きません。
それこそ好きな仕事をやらせておいて給料は雀の涙であれば、それはもうやりがい搾取。
実際にそのような仕事は多数ありますが、お金もついてこなければ続きません。
次の仕事は年収が一定レベルの求人の中から、探すことができれば長く続く仕事を見つけることができる可能性が跳ね上がります。
20代を採用したい会社はこう思っている

20代を採用したい会社から見ると、20代の実績・成果や経験なんてものは伸び代に比べたら微々たるメリット。
伸び代は測定がでいないため、誠実・謙虚・熱意さがあるかで見ている企業がほとんど。
実績や成果・経験があったとしても、それらよりも、誠実・謙虚・熱意を伝えた方が面接に通りやすいでしょう。
なぜなら実績・成果や経験をアピールしてくる20代は個性が強く、仮に仕事ができたとしても社内の人間関係の輪を崩す可能性があるからです。
どれだけ仕事ができたとしても、多くの人に長く勤めて利益に貢献してほしいと考えている企業からすると、人間関係の輪を崩してしまう人は必要ありません。
実績や成果、経験については職務経歴書に詳しく書き込んで、あとは面接官の質問に答えるだけで十分です。
あとはあなたの人格を伝えることに終始すれば、内定を得られる可能性は上がってくるでしょう。
仕事を誠実にこなし、謙虚に勉強を続け、熱意を持って向上心がある20代というのは、長く会社の利益に貢献してくれるので、会社が最も欲しがる人材なのです。
最後の決め手となるのはこのような印象であるケースが多くあります。
実績・成果、経験、資格があると転職先を狭めてしまう可能性がある

実績・成果、経験、資格は持っているに越したことはありません。
これらを持っていると、その実績・成果、経験、資格に合わせた転職しか考えられなくなる可能性があります。
もちろんあなたが進みたい道があって、実績・成果、経験、資格がその道に沿ったものなのであれば、その道を突き進んでいけば問題ありません。
しかし例えば営業が向いていないのに、新卒で入社した会社で営業を経験したがために営業職以外の転職を全く考慮せずに転職活動を進めてしまうと非常にもったいないことになります。
TOEIC800点を持っているがために英語縛りの転職活動をしてしまうのも勿体無いことです。
20代で入社した1社目で経験した職種や業界があなたの天職である可能性の方が低いんです。
20代であれば、いや30代前半であっても全くのゼロから始めても業界や職種でリスタートを切っても十分に取り返しはつきます。
営業の経験しかなくても、お客さんとのコンタクトのないバックオフィスの方がストレスなく働けるかもしれません。
事務の経験しかなくても、今からプログラミングスクールで技術を身につけてITエンジニアになるのが楽しいかもしれません。
あえて難しい道を選ぶ必要は全くありませんが、45年以上の長い仕事人生を考えてどの道を進むか考えておきましょう。
特に転職活動の最初の方には実績・成果、経験、資格に縛られず、ありとあらゆる業界・職種・地域の求人に目を通しておきましょう。
実績・成果、経験、資格が無い20代の転職活動方法

20代を採用したがっている会社を自分1人で探すとなるとそれだけで何ヶ月もかかってしまいます。
そこで便利なのが20代に特化した転職エージェント。
20代に特化した転職エージェントには20代を採用したいと考えている会社の求人しか集まっていません。
あなたはかなりのショートカットをすることができます。
転職エージェントに登録をすると、あなた専任の担当者がついてサポートしてくれて、あなたの希望に合った求人も紹介してくれます。
就職活動でどのような点が今の会社に入社するに至ったのかも入念に確認してくれるので、同じような理由で合わない会社に入ってしまう可能性も極めて低くなるでしょう。
20代専門の転職エージェントは実績・成果、経験、資格が無い20代の転職サポートばかりをやってきています。
1人で悩んでいても何も進まないので、まずは登録をしてカウンセリングまで済ませて仕舞えば良いでしょう。
カウンセリングが終わると求人を紹介してもらえます。
転職活動を本格化するかどうかは、その求人票を見てからでもOKです。