新卒で飛び込み営業のブラック企業に入社し、3年勤めて法人営業のホワイト企業に転職したサイト管理人です!
飛び込み営業ってなかなか厳しいですよね。
私は慣れたら飛び込み自体はキツくなかったんですが、とにかく数字にならなくて困っていました。
毎月未達未達で月末が近づくのが怖かったです。
しかし法人営業に転職したらそんな毎日からはすぐに解放されました。
今でも飛び込み営業は向いていなかったと思います。
そして飛び込み営業はとても効率が悪いとも思います。
なぜなら転職した会社の方が、飛び込み営業の会社のトップ営業マンよりも年収が高かったし仕事も精神的に楽だったからです。
(決して仕事が楽なわけではありません。)
この記事では飛び込み営業をやめようと考えているあなたが転職するにあたって、考えるべきことを5つにまとめました。
\まずは結論!/
飛び込み営業は極めて効率の悪い職業です。
大切なのは、今儲かっている業界で組織力の高い会社に転職すること。
儲かっている業界はそもそも基本給が高く、利益が出たときにはボーナスも多く出ます。
パートやアルバイトでもボーナスの時期に寸志で数万円もらえるなんてことも。
そして組織力が求められる儲かっている業界の会社では、個人の成績よりも会社全体の利益を最大化するためのチームプレイが求められます。
しかし儲かっていない業界の売れない飛び込み営業マンの給料は悲惨なもの。
成績が上がったとしても、インセンティブの分しか給料は増えず、会社が儲かっていなければボーナスも雀の涙。
そもそもの会社の事業領域の業界が小さかったり縮小しているのであれば、将来に渡ってお給料が増える見込みがありません。
頑張ることも大切ですが、どの業界で頑張るかということはもっと大切。
そしてあなたはまだ20代なので、どんな業界でも転職することは可能です。
さらに飛び込み営業の経験があるのであれば、ほとんどの仕事は比較的楽に感じるでしょう。
まずは転職エージェントに登録をしてどのような業界に転職できるのか求人を紹介してもらい、あなたの会社と比較してみましょう!
きっとびっくりしますよ!
飛び込み営業がしんどい、辛い、のはなぜ?

人間は報酬があって初めて頑張ることができます。
特に営業職は、頑張った結果が数字として反映されて喜ぶ人。
頑張っても頑張っても結果が出なかったり、上司に誉められなかったり、お給料に反映がなければやる気がなくなっていくのは当たり前です。
- 飛び込み営業は報酬が無いと辛くてしんどい!
- 飛び込み営業で一度報酬を得ても、毎月リセットされるから辛くてしんどい!
- 飛び込み営業の会社は基本ブラック企業だから辛くてしんどい!
飛び込み営業は報酬が無いと辛くてしんどい!
人は報酬が無い状態で頑張り続けると、辛くてしんどくて仕方がありません。
ずっと売れない辛いしんどい状況が続くと、上司からの扱いはさらにひどくさり、最終的には会社に居続けることができなくなるでしょう。
今までと同じ方法でどれだけ飛び込み営業を頑張ってもうまくいきません。
なぜなら今までと同じやり方では、結果も同じになるからです。
私は会社を退職する前の約1年弱はほぼ何も売っていませんでした。
この1年は本当に辛かった。
今思えば
と思います。
しかし新入社員の私には、すぐに会社を辞める勇気が無かったんですね。
辞めても地獄残っても地獄と思い込んでいました。
会社を辞めた経験なんてないのに。
転職してみれば拍子抜けするほど簡単にいい会社に転職できてしまいました。
いい会社とは報酬がある会社です。
飛び込み営業で一度報酬を得ても、毎月リセットされるから辛くてしんどい!
飛び込み営業で辛いところは、成果を出しても毎月リセットされることにあります。
前月成績良くても、今月の成績が悪ければ意味なし。
2ヶ月前の成績なんてはるか昔のことで、忘れ去られています。
私が転職した会社でも毎月の業績確認はありましたが、新入社員は業績を気にする必要はありませんでした。
なぜなら売上は毎月ほぼ勝手に上がるので、若手新入社員は顧客のメンテナンスを上司の指導通りにやっておけばよかったからです。
月末を恐れる必要のない営業はメンタルが安定します。
月末を恐れる必要のない業界
古い業界では程度顧客が決まっているため、新規顧客開発よりも既存顧客を継続の方が重要になります。
拡大中の業界では、需要に供給が追いついていないため問い合わせが殺到します。
このような業界の営業に転職することができれば、メンタルは安定するでしょう。
飛び込み営業の会社は基本ブラック企業だから辛くてしんどい!
飛び込み営業の会社は、売上を上げていないと上司の言いなりになるほかないという会社がほとんどです。
なぜなら売上至上主義、売上が全てであるためです。
私が勤めていた飛び込み営業の会社ももれなくブラック企業でした。
【ブラック企業の特徴】
成績を上げた月であっても、上司は社内では私よりも上のポジションのため、偉そうです。
十以上も年上だったので上からの物言いになるのは問題なかったのですが、たまに人格や見た目まで否定してくることがあり、これにはかなりイライラしました。
しかしこれは社風である限り新入社員の私が抵抗したところで何がどうなるわけではありません。
社歴が長い上司の方が絶対的に上です。
そしてブラック企業ではこのポジションを存分に利用する人が多くなります。
報酬がないと長く頑張ることができない!
飛び込み営業が向いていない人とは?

売上を上げても喜びを感じることができない人は飛び込み営業に向いていません。
なぜなら飛び込み営業とは営業の中でも特に売上・数字・成果に固執し、人と競い合い、そのためにはお客さんにときには下手に出ることも厭わない人が多いからです。
- 売上が上がったときにテンションが上がらない人は飛び込み営業が向いていない
- 人と競争するのが嫌いな人は飛び込み営業が向いていない
- 客さんに低姿勢で接することができない人は飛び込み営業に向いていない
売上が上がったときにテンションが上がらない人は飛び込み営業が向いていない
売上が上がってもテンションが上がらない人は飛び込み営業に向いていません。
なぜなら飛び込み営業の営業は、売上を上げるために日々仕事をしているからです。
売上が上がっても嬉しくないのは、毎日の自分の仕事を否定しているのと同じ意味になってしまいます。
私が飛び込み営業をしていた最後の1年弱はほぼ売上がありませんでしたが、これは売上を立てても全く嬉しくなかったからでもあります。
利益額が一定ラインを超えないとインセンティブも入らないため、多少の売り上げを上げるくらいだったら逆に手間が増えるだけという感覚になってしまったのです。
【売上がゼロの営業の毎日】
売る気もなく、仕事をサボりにサボった私は「このままではいけない」と思い転職することになります。
もうその会社ではやり直すことができないほどサボりぐせが染み込んでいたことも、転職した大きな理由の一つでした。
数字を上げてもテンションは上がるはずもなく、仕事をサボる毎日。
前の会社には申し訳ないという気持ちもありますが、心機一転転職した会社ではサボることなくリスタートすることができました。
人と競争するのが嫌いな人は飛び込み営業が向いていない
人と競い合って勝つことを喜びとできない人は飛び込み営業に向いていません。
なぜなら飛び込み営業は社内の営業職同士での相対的な成績でモチベーションを上げるものだからです。
私が勤めていたブラック企業では新入社員が初契約を上げたり大型の契約があると、社内速報が流れました。
まだ初契約を取っていない社員に競争心を煽ると共にプレッシャーを与えていたのです。
ほとんどの社員が初契約を取った頃に全く契約が取れない新入社員は辞めていきました。
私は初契約は取れたものの、ブラック企業に長く勤める気もなかったので、初契約後は契約数がガクンと落ちていました。
もうそうなると、他人の初契約も社内で話題になるほどの大型契約も全く気にならなくなります。
こうなると末期ですね。
転職を検討しましょう。
客さんに低姿勢で接することができない人は飛び込み営業に向いていない
低姿勢でお客さんに接することができないのであれば、長く続けることはできないでしょう。
なぜなら飛び込み営業のお客さんのほとんどが、営業が下手に出ることを当たり前だと思っているからです。
わずかながら「変わったやつだ」という感じで可愛がってくれるお客さんもいるかもしれませんが、ほとんどのお客さんは営業は下手に出るものと思っています。
お客さんの望む低姿勢ができないのであれば、売上を上げることはできないでしょう。
飛び込み営業の会社のお客さんの中には無茶苦茶なことを要求してくる人も少なくありません。
【無茶苦茶なお客さんの一例】
それを下手に出ながら、ときには主張し、うまく顧客にしていくのが飛び込みの営業です。
低姿勢ができないのであれば、営業を続けることはできないでしょう。
報酬(数字)に対して執着を持てなければ向いていない!
飛び込み営業を辞めたいときにあれこれ考えてはいけない?

辞めると決めたんだったら、あれこれ考えずに即実行に移しましょう。
あぜなら転職にいいタイミングなんていつまで経ってもやってこないからです。
転職したいと思ったのであればすぐに行動に移しましょう。
- 飛び込み営業をすぐに辞めると根性がないんじゃないか?
- 飛び込み営業で実績を出せなかったので転職できないんじゃないか?
- 飛び込み営業の礫も短いからせめて資格を取った方がいいんじゃないか?
飛び込み営業をすぐに辞めると根性がないんじゃないか?
飛び込み営業はすぐに辞めても、根性がないことにはなりません。
そもそも根性なんて数値化できないもの。
さらにその数値化できないものを他人と比べるのは何の意味もありません。
私が辞めた飛び込み営業のブラック企業では、入社1ヶ月も立たないときに退職した同期が5人いましたが、5人とも他の会社に転職して立派に社会人としてやっています。
私自身も入社3年して法人営業の会社に転職しましたが、成績を上げ、飛び込み営業の会社に居続けるよりも高い年収とメンタルの安定を得ています。
根性なんていう意味のないものに囚われると、いつまで経っても転職できません。
飛び込み営業で実績を出せなかったので転職できないんじゃないか?
飛び込み営業の会社で実績がないからといって、あなたが転職できないということはあり得ません。
なぜなら実績があろうがなかろうが20代であれば転職先はいくらでもあるから。
【20代が転職できる理由】
実績があるに越したことはありません。
しかし実績があるからといって必ずしも、実績がない人と比べて高年収になるとは限りませんし、メンタルが安定する会社に入れるとも限りません。
飛び込み営業の経験が短いなら資格を取った方がいい?
あなたが転職をするのに資格は要りません。
なぜなら20代であればその若さだけで転職できる会社がいくらでもあるから。
資格は転職先を狙い撃ちにする場合のみ必要です。
もしあなたが転職したい会社や職種があって、転職するためには資格取得が必須なのであればとっても良いでしょう。
「資格も何もないので飛び込み営業になったから、転職の時には資格が必要だ!」
と考える気持ちは分かります。
しかし飛び込み営業でなくても資格なしで転職できる会社はあります。
20代を採用したいと考えている会社は、20代に入社してもらいそこから色々と教え込んで30代40代になった時にガッツリ会社の利益に貢献してほしいと考えています。
飛び込み営業を辞めると決めたら転職一直線に突き進む!
飛び込み営業じゃないと高年収は狙えないのか?

飛び込み営業は必ずしもトップ営業が高年収とは限りません。
飛び込み営業の会社の中で比較すると高年収であったとしても、他の会社の同年代と比べたらむしろ年収が低いということもよくあることです。
あなたの会社に残り続けて高年収になれるかどうかは会社の平均年収を調べたり、あなたが進むであろう先の先輩や上司を参考にすると予想できます。
- 飛び込み営業で年収800万円超えは珍しい
- 法人営業やルート営業でも年収800万円はザラにいる
- 飛び込み営業で高年収をキープするのはコスパが悪い
業界によっては飛び込み営業で年収800万円超えは珍しい
飛び込み営業の年収の限界は業界によってほぼ決まっています。
あなたの会社の年収の限界は今のトップ営業マン。
インセンティブ制度ならある程度予想もつくでしょうから、予想をしてみましょう。
私が飛び込み営業をしていたコインランドリー事業販売会社では、トップ営業マンでも年収700万円が限界でした。
しかしそのトップ営業マンでも年収700万円をキープするのは難しく、100万円〜200万円単位で減少することもあるそうです。
平均すると、トップ営業マンでも500万円台でした。
年収500万円は一見高年収のように聞こえますが、40代50代くらいであれば年収500万円は珍しくありませんし、トップ営業マンの年収としてはあまりに寂しい数字です。
生命保険や自動車のディーラーでも年収800万円超えの人は珍しく、多くの人は年収300万円〜400万円台です。
営業としてかなりきつい部類であるにも関わらず、年収300万円〜400万円台というのは効率が悪いと言わざるを得ないでしょう。
法人営業やルート営業でも年収800万円はザラにいる
法人営業やルート営業は飛び込み営業経験者からすると、楽に見える反面あまり年収が高くないのでは、と思うかもしれませんがそんなことはありません。
飛び込み営業に負けじと厳しい世界ですし、高年収の営業も多くいます。
高年収の営業は能力が高いということもありますが、業界自体が儲かっている、ということでもあります。
お金が渦巻いている業界に優秀な営業が集まっていると言った方が正しいでしょう。
【景気の良い業界】
逆にどれだけ能力が高くても儲かっていない業界や、市場が縮小する業界ではいくら頑張っても年収800万円などの高年収には届かないでしょう。
【伸びる見込みの少ない業界】
飛び込み営業で高年収をキープするのはコスパが悪い
会社に残り続けるかを決めるためには、以下のことを調べる必要があります。
高年収になるために必要な情報
自分の年収と会社に残った場合の予想年収はすぐに調べがつくと思います。
他の業界の同年代の年収は、まずは厚生労働省のホームページから調べましょう。
飛び込み営業で高年収をキープするのはコスパ悪し!
飛び込み営業から転職できる業界や職種は?

20代なのであれば、ほぼ全ての業界や職種に挑戦ができます。
なぜなら経験がなくても伸び代だけを評価されて採用されることが多いから。
ほぼ全ての業界に転職することができます。
- 法人営業、ルート営業など飛び込みが存在しない営業
- バックオフィスで時間内労働
- 技術を身につけて企業や職種を狙い撃ち
法人営業、ルート営業など飛び込みが存在しない営業
法人営業もルート営業も同じような括りではありますが、飛び込み営業をすることはほぼありません。
無茶苦茶な要望をしてくるお客さんもいなければ、就業時間を大きく外れて労働することもありません。
なぜなら業界全体の関係者がサラリーマンだから。
みんな早く帰りたいのです。
飛び込み営業のお客さんは、あなたが何かを打ったら自分の懐が痛むので、無茶を言う人も少なくありません。
しかし業界全体がサラリーマンだと、会社で何かを買っても自分の懐は痛みません。
いわゆる常識が通用する世界です。
常識が通用する世界は、営業が気に入られたら独占的に買ってもらえるような技は使えませんが、逆に自社製品が優っていれば買ってもらえる可能性が高くなります。
飲み会よりもビジネス重視の営業です。
バックオフィスで時間内労働
総務部に代表されるようなバックオフィスは一見地味な仕事ですが、責任重大でやりがいがあります。
お給料は営業に比べると低いことが多いですが、
バックオフィスのメリット
人によっては低ストレスに感じるでしょう。
外に出ることは少なくなりますが、もう飛び込み営業で外に出るのは散々だ、という方にはバックオフィスが向いています。
技術を身につけて企業や職種を狙い撃ち
何かスキルや資格を身につけてから転職したいというのであれば、最初に必要なのはゴール設定です。
プログラミングを身につけたものの、技術を身につけてから仕事っぷりを確認してみると「ちょっと受け付けられない…。」では洒落になりませんからね。
どんな世界でも挑戦できる!
最後に
飛び込み営業は成果を出せば出すだけお給料に反映される世界。
しかし高年収をキープするためには並々ならぬ努力が必要です。
そしてほとんどの場合、その努力は年収以上のものです。
他の業界だったらもっと安定して生涯年収が高いということもあるでしょう。
あなたのいる業界によっては飛び込み営業は非常に効率の悪い稼ぎ方かもしれません。
効率よく数字を追いかけるのが仕事である営業が、自分のお給料を稼ぐ効率が悪いということもありそうです。
あんたはどうですか?
効率良く稼げていますか?
