家電量販店に就職して後悔しているんですね。
研修にノルマにサービス残業が当たり前。
家電量販店業界の将来は縮小するのが避けられないので、あなたの業務量が増えてもお給料や休日が増える事は期待できないでしょう。
そんなこと業界の中にいるあなたであれば肌で感じいますよね。
でもいざ転職となると怖いもの。
本記事では、家電量販店が一般的な会社と比べてどれほど異常なのかを解説します。
- 家電量販店の覚えることや研修は多い方?
- 家電量販店のノルマや接客に罪悪感を感じるのは普通?
- 家電量販店のサービス残業は当たり前?
- 家電量販店の人間関係は他の会社に行っても変わらない?
- 家電量販店を辞めても転職できる?
\まずは結論!/
家電量販店から転職すると決めているのであれば、退職届よりも先に転職エージェントに求人を紹介してもらいましょう。
先に求人を紹介してもらうことで、家電量販店に留まる方が得なのか転職した方が得なのかがはっきりと分かります。
家電量販店にはブラック企業要素が集まっています。
あなたの上司はそ電量販店内での常識しか知らないので、あなたに異常な常識を押し付けてきてきます。
そんな状態であなたが数年も過ごすと間違いなくあなたは、あなたの上司のようになってしまうでしょう。
それだけは避けなければなりません。
あなたの上司はあなたが理想とする社会人ではないはずです。
転職エージェントに登録をすると、オンラインで求人を紹介してくれます。
その求人と今の会社を比べると、明らかに転職した方がいいと言う結論に至ることでしょう。
求人紹介はオンラインで時間も手間もかからないので、今の状況を変えたいと思うのであれば、是非紹介してもらってください。
今登録したら1ヶ月後には全く違う業界で楽しく働いているかもしれませんよ!
家電量販店の覚えることや研修は多い方?

家電量販店は他の業界や職種に比べて異様に研修が多い業界です。
なぜならそれだけ扱う商品の幅が広く、ハードとソフトの両面について知っておく必要があるから。
家電量販店の社員はこれらについて知っておいて当然、なのですが、全部身につけるとなるとあなたの時間が削り取られていくだけです。
他の業界と比べて研修が多く、あなたの時間が会社に搾取されているということは認識しておきましょう。
決して「仕事はこんなもの」などと正当化させて搾取されないでください。
- 家電の種類が多い上に、新製品や新プランが次々出てくる
- 家電量販店にいる限り研修が減る事はない
- 家電量販店の研修は桁違いに多い!
家電の種類が多い上に、新製品や新プランが次々出てくる
家電量販店で研修が多いのは、扱っている商品の幅が異様に広いためです。
そしてその商品のハードやソフトは日々更新されていき、あなた自身もアップデートしていかないと仕事にならないから。
実際には担当するコーナーの商品について学ぶわけですが、それでも圧倒的な数。
その担当するコーナーも一定期間で変更になったり、転勤になったりするので、何か一つについて深く学ぶ事はできません。
研修はその瞬間流行の商品が最大限売れるようにするためにもの。
家電量販店では、付け焼き刃のような研修が多いのはそのためです。
家電量販店にいる限り研修が減る事はない
とはいえあなたが家電量販店で働き続ける限り研修が減る事はありません。
家電量販店のビジネスモデルが、来店客に商品説明をして販売するというものであるためです。
あなたの家電量販店では以下のような時間帯に研修をしていませんか?
まず研修は就業時間内に行われるものであることを知ってください。
会議もそうです。
中には就業時間外に研修や会議を実施している会社や業界もありますが、基本的には就業時間内に実施されるべき。
拘束時間が8時間なら、その8時間の間のどこかで実施されるべきなのです。
そして就業時間内に研修や会議を実施している会社は実在します。
特別エリート集団だけが入社できる会社ではありません。
普通の会社です。
家電量販店の研修は多い!
家電量販店の研修は時期にもよりますが、かなり多い方です。
研修が多いということは覚える事が多いということ。
できれば研修は必要最低限にしてほしいものですね。
業界や会社にもよりますが、一般的な会社での研修の実態は以下のようなもの。
家電量販店のノルマや接客に罪悪感を感じるのは普通?

お客さんに無理して売ることに対して罪悪感を感じているのであれば、その気持ちは決して忘れてはいけません。
なぜならそれはあなたの良心だから。
しかし家電量販店に勤めている限りあなたはノルマから逃げる事は絶対にできません。
- 市場縮小のためより厳しくなる
- 家電量販店にに残るのはややこしい客だけ
- 家電量販店のノルマはブラック企業並み!
市場縮小のためより厳しくなる
家電量販店の市場は今後どんどん小さくなっていきます。
あなたもそのことはもう知っていますよね。
市場が縮小するということは、少なくなるお客さんを家電量販店同士で取り合うということ。
多少は無理して売らないと、会社で出世できなくなってしまう事は目に見えています。
家電量販店にに残るのは効率の悪い客だけ
そんな縮小する市場に残るお客さんは非常に効率の悪いお客さんばかり。
なぜならみんなスマホで家電を買うからです。
それでも家電量販店に来る人は非常に販売効率の悪い人。
ここにあなたのお給料が低く、今後も上がらない一因があります。
家電量販店のノルマはブラック企業並み!
家電量販店のノルマは非常に厳しいものがあります。
あなたはアルバイトや契約社員の販売員と連携をとりながらノルマを達成しないといけません。
しかしアルバイトや契約社員の方々にノルマを貸す事はできても罰則を与える事はできませんよね。
アルバイトや契約社員なんて、インセンティブがなければ時間が経つのを待っているだけです。
ある程度売ってはくれるでしょうが、一定期間経ったらやめるのは確定しているんですから、そこまで頑張って売る人はごく少数。
その皺寄せは全て社員に回ってきます。
家電量販店のサービス残業は当たり前?

サービス残業は当たり前ではありません。
本来残業をしたらその分のお給料をもらわないといけないのです。
- あなたは法律の中で内で搾取されている
- 家電量販店に残るとサービス残業や休日出勤は増える
- サービス残業は当たり前ではない!
あなたは家電量販店に搾取されている
あなたはギリギリ法律の中で搾取されています。
なぜなら本来あなたと会社の約束は就業時間内だけで働いて、それに対してお給料をもらう約束だから。
でも実態は違いますよね。
「実際に働いている残業代があなたに支払われれば、あなた以外の全社員もその権利を主張し会社が潰れてしまう!」
そんなことを言われれば、黙り込んでしまう他ないかもしれませんね。
でもそこで黙ってそのまま働いてはいけないんです。
おすすめなのは転職してしまうこと。
だって今の会社で残業代をもらうまで戦うなんて効率が悪すぎるじゃないですか。
他の業界の実態を知りましょう。
あなたが他の業界・会社に転職できるということを知りましょう。
家電量販店に残るとサービス残業や休日出勤は増える
あなたが家電量販店に残り1年3件5年10年と勤務すると、あなたのサービス残業や休日出勤が増えます。
なぜなら若い社員に辞めてほしくないと思うから。
今のところあなたは希望した日にお休みが取れているかもしれません。
それはあなたの上司があなたに辞めてほしくないと思っているから。
でもそんなあなたの上司の姿はあなたの未来です。
ちょっと上司には申し訳ないと思うでしょうが、あなたがそんな未来を背負う必要はありません。
サービス残業は当たり前ではない!
家電量販店ではみんなサービス残業が当たり前のようにやっていますが、実際にはサービス残業は当たり前ではありません。
なぜならサービス残業は厳密にいうと違法だからです。
違法だからといって、新入社員のあなたが声を上げたところで誰も耳を傾けてはくれません。
やはりサービス残業がないホワイト会社に転職するのが一番です。
あなたはわざわざハードモードの家電量販店で働いています。
20代のあなたであれば、ホワイト企業で働けるのになんでブラックな家電量販店で働いているんですか?
あなたの人生が勿体無い。
家電量販店の人間関係は他の会社に行っても変わらない?

人間関係は業界や会社によって全く異なります。
なぜならその業界や会社によって積み重ねてきた文化があるからです。
- 家電量販店で3年以上勤めている人は会社に染まっている
- B to Bビジネスの企業は社内人間関係が良い
- 人間関係が良好な会社はある!
家電量販店で3年以上勤めている人は会社に染まっている
家電量販店で3年以上働いている人は家電量販店業界に染まっている人が多く応用が効きません。
なぜならその業界がその人の全てになってしまっているから。
そして家電量販店業界は社員同士の人間関係が、他の業界や会社に比べて良いとは決して言えないのですが、それも普通だと思っています。
こんなことが当たり前の会社に一生勤め続けるなんて、あまりに人生が勿体なさすぎる。
もっと自分の意見を言えて、上司と部下でも論理的に話し合いができて、成果よりもプロセスを評価する会社はあります。
あなたが家電量販店に染まってしまっては終わりです。
B to Bビジネスの企業は社内人間関係が良い
絶対というわけではないんのですが、法人相手のビジネスを展開している会社には社内の人間関係が良い会社が多くなります。
というか、B to Cの会社にブラック企業が多いというべきかもしれません。
B to Cの企業はそうしても成果主義の企業が多くなるためでしょう。
しかしB to Bの企業はそのビジネスモデル上、B to Cのビジネスよりもチームプレイが必要とされます。
そして顧客もあなたのサラリーマンのため、お互い無茶な要求はしません。
そして感情ではなく理屈で仕事を進めていくので、家電量販店で個人客の感情に訴えるような事はありません。
理屈だけで仕事を進めていくのは、感情で誤魔化せないということを意味しています。
そういう意味で厳しい世界ではありますが、社内の人間関係は良い場合がほとんど。
人間関係が良好な会社はある!
人間関係が良好な会社は実際に存在し、あるなたはそういう会社に転職することができます。
なぜならあなたは20代の新入社員だから。
人間関係が良好な業界は先ほどご紹介したようにB to Bビジネスをしている会社。
具体的には以下のような業界です。
このような業界の中にもブラック企業はありますが、割合としては少ないでしょう。
またブラック企業とは定義がなかなか難しいもの。
しかし家電量販店がブラックな業界であることは周知の事実です。
家電量販店を辞めても転職できる?

家電量販店で働いた経験は転職市場で評価されます。
なぜなら家電量販店がブラックな業界である事はちょっと社会経験を積んだ人なら誰でも知っているから。
- 家電量販店で培った根性で他の会社が楽に感じる
- 家電量販店出身の営業職には優秀な人が多い
- 家電量販店の知識と経験は転職市場で求められる!
家電量販店で培った根性で他の会社が楽に感じる
家電量販店の理不尽な職場なっ今日で培った根性は他の業界でも活かすことができます。
家電量販店で得た知識や経験ももちろん役に立つのですが、最も役立つのはブラックな環境に少しでも身を置いたことのある経験がということができるでしょう。
どれだけホワイトな会社に勤めても、仕事で厳しい状況に置かれる事はあります。
しかしブラック企業で毎日厳しい状況に置かれてきた人は、ホワイトな企業での厳しい状況は軽めのトラブル対応くらいに感じることもあるでしょう。
中にはヘビーなトラブルも発生するでしょうが、頻度が少なくなります。
家電量販店出身の営業職には優秀な人が多い
私(筆者)は新卒でブラック企業に入社し、その後ホワイト企業である化学品商社に転職しました。
そしてその両方で家電量販店の社員出身の方を見かけました。
家電量販店出身の方はよく売ります。
一度その家電量販店出身者に話を聞いたことがあるのですが、飛び込み訪問をしても最初のやりとりで買うお客さんか買わないお客さんか見分けがつくそうです。
その経験は家電量販店の売り場で培ったといっていました。
売り場で大声で商品をアピールし、興味のない大半のお客さんは通り過ぎ、もうすでに買ったお客さんはにやけながらちょっと足が止まるそうです。
そして商品に興味のあるお客さんは足を止めて明らかに迷っている表情を浮かべるそうです。
これの応用がどの業界の営業職に転職しても通用するみたいですね。
また家電量販店は新卒一括採用のところが多いためか、さまざまな業界に転職する人がいます。
営業職は、家電量販伝での販売経験を活かしている方。
営業職以外の方は顧客との直接的なやりとり嫌だと思って転職している人がほとんどです。
家電量販店の知識と経験は転職市場で求められる!
家電量販店に勤めていた社員の知識はなかなかのものがあります。
家電製品の知識が求められる世界はどこか。
それは当然家電を製造している業界です。
特に家電量販店の現場でお客さんと接していたとなると、あなたのことを喉から手が出るほどほしいと思う企業があります。
お客さんがどんな気持ちでどのように商品を購入するのか、現場での経験談を臨場感たっぷりに話せば採用への一歩近づくことができるでしょう。
家電メーカーも家電メーカーに材料を収めるメーカーも商社も、B to Bビジネスしか経験のない人が多いので、B to Cビジネスの経験がある人の根性もかなりの存在感となります。
最後に
経験だの知識だのいっていても、20代の転職は結局は伸び代が見られます。
20代でどれだけ売っていたとしてもそれはほんの数ヶ月〜数年での話。
社会に出てからは平均点以上を長期にわたって出していく人が勝ちます。
一時的に売上が高かったなんて負け犬の遠吠え。
だってあなたの周りで一時的に売り上げを上げている人って楽しくなさそうでしょ?
あなたは本当に楽しい人生を歩んでいきましょう。
と思う新卒社員に伝えたい5つの事
- 家電量販店の研修は桁違いに多い!
- 家電量販店のノルマはブラック企業並み!
- サービス残業は当たり前ではない!
- 人間関係が良好な会社はある!
- 家電量販店の知識と経験は転職市場で求められる!
