カーディーラーの営業、大変ですね。
新卒で入社したら「どの業界の営業もこんなもんか」と思うかもしれませんが、カーディーラーはかなり大変な部類です。
何が大変かって、シンプルに忙しい割にお給料が安いんです。
まあここまでなら他の業界でもたまにある話ではあるんですが、自動車の新車販売は特にお客さんが群を抜いてワガママ!
他にも平日休みとか休日出勤とか残業とか色々あるんですが、カーディーラー業界の客層と一生やっていく気になれず辞めるという人は極めて多いです。
本記事では、新卒でカーディーラーに営業として入社したものの、「もう辞めよう」と考えているあなたに知っておいてほしいことを7つにまとめました。
最後まで読めば、あの上司のようになるかもしれないあなたの将来が、明るい未来に変わりますよ!
\まずは結論!/
あなたはもう会社に愛想が尽きているんですよね?
客はワガママだし、休みは平日だし、残業は終わらないし、こんな生活一生はやってられない。
その判断は正しいと思います。
辞めましょう。
土日休んで家族と過ごしたり、友達と飲みに行ったり、キャンプ行ったりしましょう。
でも退職届を出すのはちょっと待ってください。
まずは20代専門の転職エージェントに求人を紹介してもらってからです。
忙しいのはわかります。
でも次の職場が決まっていない状態で辞めると、今よりも状況が悪くなる可能性が高いんです。
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退職届を出すのはその後でも遅くはありません。
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カーディーラーの営業は他の業界と比べてキツいのか

カーディーラーの営業は、さまざまな業界の営業職と比べて極めてキツい部類になります。
なぜならお客さんがワガママで、勤務時間が長く、お給料が安いから。
それぞれ詳しく他の業界と比べて解説していきます。
- 客の質は全業界の中で最悪レベル
- 給料は最悪ではないが生殺し
- 残業代はつかない場合がほとんど
客の質は全業界の中で最悪レベル
カーディーラーのお客さんは他の業界と比べると極めてワガママな人が多くなります。
普段は会社や家庭やスーパーで普通のおじさんも、カーディーラーに一歩入ればモンスター化。
その理由は単に車の価格がお客さんにとって大きなものだからです。
数百万円の新車はほとんどの人にとっては人生のベスト3に入るような大きなお買い物。
そりゃあワガママの一つも言いたくなる人もいるでしょう。
他の業界でも営業をしているとクセのあるお客さんはいます。
しかしカーディーラーの場合は、普段癖がない人でも癖のあるお客さんになってしまうんです。
つまり癖のある、手間のかかるお客さんが多いんです。
ちょっと効率が悪いですよね。
営業は利益を効率良く出すことが求められますが、カーディーラーの営業を仕事に選んでいる時点でちょっと違うと思いませんか?
給料は最悪ではないが生殺し
カーディーラーの営業の年収は安いです。
初任給は他の業界と変わりありませんが、その後伸びません。
売れば売るだけ給料は伸びることになっていますが、日本ではこれから自動車の販売台数は減少することが確実視されています。
カーディーラーの営業で成績優秀者だったら高年収と言いますが、それでも500万円600万円というのが関の山。
30代後半以上のトップ営業マンで1000万円を超える人もいますが、ほんの一握り。
「その一握りを目指せばいいじゃないか!」という話ではありません。
問題は自動車の製造メーカーや製造業関連の商社の営業マンは、カーディーラーと比べるとかなり穏やかなお客さんと日々やり取りをして土日も休んで高年収を得ていることです。
同じ自動車関連の業界でも会社が違えば、状況は大きく違います。
残業代はつかない場合がほとんど
カーディーラーの会社にもよりますが、営業マンはほとんど残業代がつきません。
法律上は就業時間以上働くと残業代を出さないといけないということになっていますが、カーディーラー以外の業界でも営業で残業代がつかない会社はたくさんあります。
営業として転職するのであれば、残業代はあまり期待できないと思っておきましょう。
しかし、残業代が出ない会社であっても就業時間内にお仕事を終わらすことを指導される会社はたくさん存在します。
「残業をするな!」と会社から指示されるのです。
カーディーラーの世界ではちょっと想像できないですよね。
日々お客さんとやりとりして競合にも競り勝って契約を勝ち取ったあなたに待っているのは書類の山。
これをこなすのは営業として当然、のような空気が流れています。
いや、本来であればあなたは入社前に見た求人票に書いてあった就業時間だけ働いたらいいんですよ!
就業時間外も働くのが当たり前なのはカーディーラーのようブラック化してしまった業界や会社だけです。
そんなに残業しなくても十分にお給料をもらえる会社があるんです。
「実際の会社はこんなもん」とか思ったら負けですよ!
カーディーラーの営業は他業界の営業と比べても極めてキツい!
カーディーラーの営業を続けている限り土日は仕事

カーディーラーで働き続けるということは一生土日が仕事ということです。
あなたの人生これでいいのかよく考えてみてください。
なぜなら土日休みでないとできないことは多いし、そもそもお給料が安いのに平日休みで安い買い物をして納得いたら疑問を持たなければいけなせん。
そしてあなたの先輩や上司をみてください。
土日も仕事していませんか?
あなたの先輩と上司の姿、あなたの将来ですよ。
- 平日休みで空いているというのはまやかし
- 平日休みは安いというのもまやかし
- 入社5年目10年目になると休みも仕事
平日休みで空いているというのはまやかし
平日が休みだと、どの商業施設に行っても空いているというメリットがあると言われます。
しかしこれは本当にいいことでしょうか。
土日が仕事だと以下のようなイベントには参加しづらくなります。
またそもそも家族の時間が取れないという状況にもなります。
まあこの辺りはもう体感していますよね。
あなたにとって大切な人と、大切な時間であったり節目の時間を共に過ごすということは人生を豊かにします。
今の仕事を続ければ、大切な時間を丸々切り捨ててしまう可能性があるのです。
学生時代に昼夜を共にして遊んだり苦楽を共にした友人の結婚式に出れない、子供の入学式や授業参観日に行けない。
これらは仕事中には「仕方がない」と思うものですが、いざ終わってみると、もう2度と過ごすことのできない時間を仕事に使ってしまった喪失感に襲われます。
あなたにはこんな思いをしてほしくない!
平日休みは安いというのもまやかし
平日休みだと色々安くてお得!というのは完全にまやかしです。
だってそもそものお給料が安いじゃないですか。
平日は確かにいろんなものが安くなります。
でももっとお給料が高くて、料金設定が高かろうが安かろうが行きたいところに行きたい時に行く、という選択肢を持つ方が良くないですか?
安い給料渡されて「平日は安いからラッキー!」なんて言ってはいけません。
あなたはもっと経済的価値があるし、選択肢を持つことができます。
自動車関連のメーカーや商社の営業なんて、20代で500万円30代で年収800万円なんてざらにいますよ。
入社5年目10年目になると休みも仕事
あなたは今は休めているかもしれませんが、先輩や上司を見てください。
休日出勤していませんか?
そもそもお客さんから納車日など指定があれば問答無用ですよね。
あなたの先輩や上司の姿はあなたの未来。
大切な行事への参加や平日が安いという感覚すら薄れてくるでしょう。
平日休みは「空いている」「安い」なんていうのは、メリットではない!
カーディーラーの営業を辞める時の注意点

- ・車を買ってくれた友人や家族やお客さんを裏切るという気持ちはいらない
- ・会社の引き止めの言葉を信じてはいけない
- ・有給は使い切っていい
車を買ってくれた友人や家族やお客さんを裏切るという気持ちはいらない
あなたが就職したお祝いだったり、気を効かしてあなたから新車を買ってくれた人がいると思います。
辞める時にその人たちの顔がちらつきますよね。
みんなそうです。
辞める時に悪い気がするんです。
何百万円というお金を自分を通して使ってくれたんですから。
でもそれを気にして会社を辞められずにいたら、あなたは一生カーディーラーの営業。
あなたがそれでいいのであればいいでしょう。
でもあなたは辞めたいんですよね?
考え方を改めてください。
自動車を買った人はあなたからではなく、会社から買っています。
本来の考え方はこちらが正しいのです。
あなたは会社の営業(販売)の機能として働いていているだけなんです。
あなたが辞めてもあなたが売ったお客さんは後任者に引き継がれます。
それが会社、それが組織です。
一機能を担っていたあなたが、背負いこむようなことではありません。
会社の引き止めの言葉を信じてはいけない
会社に退職の意思を伝えると、会社はあなたを引き止めますがそれはあなたのためではありません。
会社があなたを引き止める本当の理由は以下の通り。
辞めて申し訳ない気持ちが出てくるとは思いますが、あなたはあなたの決断を信じましょう。
有給は使い切っていい
カーディーラーの中には有給を使う発想すらない社風の会社もありますが、退職の時には使い切りましょう。
いろんなことを言ってくる人がいると思いますが、全部無視です。
あなたの人生のためです。
他の業界では退職時に有給を全部消化するのは常識。
有給を使ったところで、何十日分かのお給料が働かなくても入ってくるだけですが、本質はそこではありません。
あなたの我を通してください。
確かに「会社を辞めたら会うこともないし、なんとでもなれ!」という気持ちでは摩擦を生むだけなので良くありません。
しかし最後の最後まで会社に尽くす必要もないはずです。
有給は権利として認められていて、あなたと会社との約束でもあるのです。
ここで引けば、ちょっと会社にマウント取られただけで従う人間になってしまうかもしれませんよ?
今まで頑張って働いたじゃないですか。
使いましょう。
他の業界では退職時に有給を使い切るのは常識!他の業界の常識を知ることは超大切!
カーディラーの営業から整備士に回っても状況は改善しない

ちょっと言い方が悪いかもしれませんが、決して整備士の仕事が楽だと言っているわけではありません。
カーディーラーに勤めていると営業から整備士に回ったという話はたまに聞くと思います。
営業からサービス部門への異動は機械販売の会社でもよく聞く話です。
これは良し悪しがありますが、ここでは悪い面に重点を置いて書いてみますね。
- 整備士は給料も安ければ残業代も出ない
- 自動車整備士は危険
- また営業に戻される可能性が高い
整備士は給料も安ければ残業代も出ない
一般的にカーディーラーで働く整備士は、営業よりもお給料が安く残業代も出ないところが多いです。
まあ整備士の方がお給料良ければ、もっと整備士志望の人が多くなるでしょう。
しかし自動車整備士は人材不足に陥っています。
そもそも自動車のディーラーの営業のお給料が安いのに、整備士になるとさらに安くなってしまうのです。
そして営業であれば売れた場合にインセンティブでお給料が上がりますが、それも無くなるので希望がありません。
人間希望があれば踏ん張れる時もあるものです。
しかしもうお給料が固定されてしまうので、営業が忙しいとあなたが損をしているような感じになります。
実際に同じ給料で忙しいのですから損ですが。
自動車整備士は危険
毎日機械や工具や自動車に触れるわけですから、営業時代に比べれば危険が大きくなります。
多少の切り傷や年に一回くらいの大きめの怪我くらいは覚悟しておいた方が良いでしょう。
特に危険なのはKY(危険予測)活動を していない現場です。
KY活動についての詳細は記載しませんが、この活動があるかないかだけでも、事故の発生率は大きく変わります。
カーディラーの整備現場では危険意対する意識が他の業界に比べて甘いところが多く、前もってちょっと気をつけておけば避けられた事故が起こる可能性が高くなっています。
また営業に戻される可能性が高い
「整備士としてなれてきたと思ったらまた営業に戻された」というのは話はよく聞く話です。
カーディーラーの営業の離職率はそこそこ高い方ですので、このようなことが起きます。
お給料は安くなってもいいからと、営業に見切りをつけたのに、また営業に戻されてしまうと、モチベーションが上がるわけはありません。
そもそも営業経験のない整備士でも営業に回されるケースもあります。
特にカーディーラーの営業が嫌で整備士になった人がまた営業に戻るとショックは大きいです。
このような可能性と実例があることは認識をしておきましょう。
逃げで整備士になるくらいだったら転職!
カーディラーの将来は暗い

自動車の新車販売台数は2020年の383万台から2050年に302万台(21%減)になると予測されています。
そもそも日本の人口が減少している上に、時代の流れが加わっているためでしょう。
- 若者の車離れ
- カーシェアリング
- 日本メーカーの電気自動車への出遅れ
若者の車離れ
いろんなところで語られていることですし、あなたの職場でもよく聞くことでしょう。
若者は車への興味を失ってきており、経済格差も進んでいるので、そもそも車を買うという選択肢がない人も多くなっているでしょう。
これからこの流れは加速していきます。
あなたの周りで自動車をもっている人は少ないんじゃないでしょうか。
カーシェアリング
自動車はそもそも買わなくても借りればいいという時代です。
若者の中には「お金のないうちはシェアリングで、将来お金を稼いだら所有したい」と思う人も少なくありません。
しかしそういう人は少数派。
ほとんどの人はシェアリングで満足をして自動車を買うという発想は少なくなっていくでしょう。
日本メーカーの電気自動車への出遅れ
世界の流れは電気自動車になっているにも関わらず、日本の自動車メーカーはハイブリッド車やガソリン車から離れられません。
日本の自動車産業はあまりに巨大化されており、今更電気自動車にシフトすると、切らなければならない会社がたくさん出てきます。
しかし産業を守って時代の流れを置き去りにすると、世界の中では遅れます。
これは一個人ではどうしようもなく中核となる自動車メーカーや政府の方針や実践にかかっています。
しかしアメリカや中国の電気自動車メーカーに比べると出遅れているのは明白。
縮小する自動車業界の中で日本の自動車だけを売っていれば、あまり将来は明るくないでしょう。
まだ20代であれば拡大市場で頑張った方が年収は高くなる!
カーディーラーの営業から転職できる業界や職種は?

20代で転職するのであれば、ほぼ全ての業界や職種が転職先の候補にすることができます。
なぜなら20代であれば業界未経験であっても受け入れる会社が多いから。
ここでは、カーディーラーの営業の知識と経験が活かせる、挑戦できる具体的な業界や職種を説明します。
- 自動車製造業界
- 各種業界の営業
- 思い切って全くの異業界・異職種
自動車製造業界
自動車好きでカーディーラーの営業になったのであれば、自動車の製造業界ほど向いている業界はないでしょう。
自動車の製造業界とは具体的には、
などのことです。
自動車メーカー
カーディーラーの仕入先でもある、自動車の完成品を作る会社です。
自動車業界の中でも頂点に君臨し、自動車メーカーが決めたことが業界全体に波及します。
これからの自動車業界を作っていく立場にあります。
自動車部品メーカー
自動車メーカーの言いなりのイメージもある自動車部品メーカーですが、会社によっては様々な自動車に納品をしてリスクヘッジをしています。
会社によっては特定の自動車メーカーだけに納品しています。
自動車業界向けの商社
自動車部品を作るための金属や樹脂や化学品など様々な製品を扱います。
自動車業界だけでなく、家電や軍需、化粧品、建設など、様々な業界を横断的に顧客としている商社も少なくありません。
各種業界の営業
はっきり言ってカーディーラーに勤めて自動車が売れたのであれば、どんな商品だろうと簡単に売れます。
なぜなら新車の自動車ほど単価の高い商品は滅多にないからです。
自動車並みかそれ以上の高額商品は、結婚式か家くらいのもの。
ブライダルと住宅業界に代表されるような高額商品を除けば、カーディーラーのお客さんほど個性的ななお客さんを相手にすることはないでしょう。
個人相手の営業に転職したいのであれば、商品やサービスの単価が低いことがポイントです。
また法人営業もおすすめです。
なぜならお客さんもサラリーマンだから。
販売しても、取引先の担当者の懐からお金が出ていくわけではありません。
コストに厳しいお客さんもたくさんいますが、一世一代の新車の自動車を買うお客さんに比べたら可愛いものです。
その代わり、気に入られたら買ってもらえるといったようなテクニックは使いにくくなります。
思い切って全くの異業界・異職種
20代の若さがあれば多くの会社が未経験でも採用したがります。
なぜなら経験よりもこれからの伸び代に期待しているからです。
自動車や営業職に固執せず様々な業界を見ていきましょう。
また明確に目的があるのであれば、スキルや資格を取得するのも良いでしょう。
ポイントは目的です。
なんとなく目的なくスキルや資格取得に時間を使ってはいけません。
【転職で役立つスキルや資格の例】
自動車に制限されずあなたの希望を思い描いてみよう!
カーディーラーの営業から転職するためにはどうしたらいい?

20代で転職するのであれば、20代専門の転職エージェントを選びます。
なぜなら20代専門の転職エージェントには20代を求める企業の優良求人が揃っているから。
特に自動車関連や営業関連の求人はかなり充実しています。
- 親戚や知人の紹介は最終手段
- 20代専門の転職エージェントに求人を紹介してもらう
- 今すぐ実行する
親戚や知人の紹介は最終手段
親戚や知人の紹介で転職するのはやめておきましょう。
なぜなら入社した後に問題が生じるためです。
【紹介で転職した際に生じる問題】
苦しい時に転職先を紹介してくれたらありがたいかもしれません。
しかしそれで失うものも出てくるかもしれません。
まずは自分1人の力で転職することを考えましょう。
20代専門の転職エージェントに求人を紹介してもらう
20代で転職するのであれば、20代専門の転職エージェントに登録をします。
なぜなら20代専門お転職エージェントは20代向けの求人のみが集まっており、サービス内容も担当者も20代の転職に特化しているから。
転職エージェントには大小様々な転職エージェントが存在し、幾つ登録をしても構いませんが、あなたが軸にすべきなのは20代向けの転職エージェントです。
今すぐ実行する
最大のポイントは今すぐ転職エージェントに登録をして求人を紹介してもらうことです。
あなたはここまで転職について深く悩んでいるんですから、一度行動を起こしてみましょう。
この記事は最後まで読まなくて結構なので、登録してください。
今登録をしなければ明日も半年後も10年後も今日の繰り返しかもしれません。
あなたはカーディーラーの営業が向いていないと結論が出ています。
今転職エージェントに登録をしてら2ヶ月後には新しい会社で楽しく仕事をしているかもしれません。
行動をする人にしか結果は訪れません。
求人を紹介してもらって転職活動を本格化するか今決めよう!
最後に
本当にカーデイーラーの営業って大変ですよね。
お疲れ様です。
もうそこまで頑張ったんだったら、将来に希望が見出せないなら転職してしまいましょう!
