始めての転職であろうが何回目の転職であろうが、面接は緊張するものです。
しかし、然るべき準備をしておけば恐れることはありません。
本記事では初めての転職の面接で心得ておくべきこと、準備すべきことについて語り尽くします。
面接の目的
面接の目的は企業が求めている人材に対して、あなたがマッチする人材であることをプレゼンテーションする場です。
なので一方的にあなたの実績や能力をPRしてはいけません。
- 事前に企業分析や転職エージェントと打ち合わせをすることにより、会社が求める人材を明確にする
- あなたの経験と能力から、会社が求める人材に近い経験と能力をピックアップする
- 面接の場であなたがどれだけその会社にマッチしているかをPRする
このような流れに沿うと、自己紹介も自己PRも長所と短所も言うべきことが会社ごとに変わってくるのが分かってきます。
面接官を実際にやってきた経験からすると、会社が求めている人材を想像もせずに自分の実績や能力を話しする人がなんと多いことか、と思います。
「相手の立場に立って仕事をしてきました!」と言うものの、面接の場では面接官のことを考えていない。
これでは面接に通ることはできません。
また面接は、あなたがその会社をが本当に働く価値がある会社のかを見極める場でもあります。
あなたが必死になって面接に通りたい気持ちはわかりますが、
面接に通ることも重要だが、あなたが会社を見極める場でもある。
模擬面接は非常に有効
転職エージェントに登録をするとあなた専任の担当者が付きますが、希望をすればその担当者が模擬面接を行なってくれます。
模擬面接なしで面接に臨むと一発勝負なので、転職エージェントを利用しているのであれば、模擬面接はぜひ利用しておきましょう。
模擬面接なしだと面接は一発勝負になってしまう。
模擬面接で練習しておこう!
リモート面接の準備
リモート面接で最も避けたいのは、面接開始時間にどちらかの都合で面接が始められないことや、面接が途中で中断してしまうことです。
そのため、以下のことには十分に注意した上で、事前にテストをして面接に臨むようにしましょう。
事前にテストをしておけば、本番で困ることはない
面接前後の立ち振る舞い
面接当日は意外な場所での立ち振る舞いも見られていることがあります。
そのため、会社の最寄駅に降りてからなど、会社との距離が近くなったら立ち振る舞いに気をつけましょう。
などでは思いのほか気が緩んでしまうものです。
面接官への態度だけではなく、お茶を出してくれる従業員の方がいたら顔を向けて軽くお礼を言うような配慮ができる姿も好印象。
面接当日は面接の前後でも気を抜かない!
面接の服装
服装で個性を出したところでマイナス評価の可能性しか生まれません。
服装は無難なものに徹して、職歴ややる気で勝負しましょう。
気をつけるべきことは清潔感があること。
特に靴を見ている面接官は多く、面接前日には磨いておきましょう。
面接の見た目で失敗している人は滅多にいませんが、以下のようなミスをしていないか最終確認して面接に臨みましょう。
面接の服装は無難と清潔感!個性は面接内容で出していこう!
面接の流れ
実際の面接の流れは経験してみないとわからないので、初めてなのであれば転職エージェントを利用して模擬面接をしておくのがおすすめです。
実際の面接の細かな流れの例
また面接官を何度も経験している人であれば、優秀な人は他の企業からもすぐに内定が出ることを知っているので、「他社に取られる前に内定を出したい!」と思ってもらえればあなたの勝ちです。
自己紹介
ここで重要なのは自己紹介で自分の流れを掴む時ことです。
自己紹介は簡潔に。
転職理由や志望理由は間違いなく聞かれますので、自己紹介で話さなくても大丈夫です。
2~3分で自己紹介できるようにまとめておきましょう。
最悪のパターンは自己紹介で5分以上話まとまった話をしてしまう人。
自己紹介をまとめられない人は仕事の能力も疑われてしまいます。
あれもこれも話したいと思いますが、詰め込むことよりもなるべく省くことを意識して作り込みましょう。
キャリアの確認
自己紹介が終わって聞かれるのがキャリアの確認。
できる求職者は、応募している企業に関するキャリアのみをピックアップして話をします。
最悪なのは、時系列で長々と話をしてしまうこと。
採用担当者が「この人のこの経験はうちの会社で活かせそうだ!」と感じるキャリアを語りましょう。
そのためには、どの会社の面接でも話せるような内容ではなく、会社ごとにカスタマイズした内容を用意しておく必要があります。
転職理由
転職理由はとにかくポジティブなものにします。
仮に人間関係が良くなかったにしろ、ブラック企業だったにしろ、面接で不満を語っていいことはありません。
どうしてもその話題に触れるとネガティブなことしか出てこないのであれば、その話題は出さないようにする方がマシです。
不満に触れざるを得ない場合は「今の職場では残念ながら私の夢を実現できない」と前置き程度にしておき、その後応募している会社で実現したい未来を語ると好印象です。
志望動機
志望理由はどうしても「自分がこうしたいから、こんな未来を実現したいから」と自分の未来を語ってしまいがちですが、それだけでは不十分。
志望動機を語るときは、「この人を採用したらうちの会社の利益に長く貢献してくれそうだ」と感じてもらえるような。応募先の会社のメリットになるようなこともおり混ぜるのがポイントです。
求職者からの質問
面接の最後には必ず「何か最後に質問はありますか?」と聞かれます。
その時に質問しないという選択肢はありません。
面接に通過したいのであれば必ず質問をしましょう。
ここでのポイントは、あなたが実際に働く意欲があることが伝わる質問内容にすることです。
- 私が実際に働くことになるとメインで扱う商品、メインで担当することになる地域、は何になりますでしょうか?
- 私には代理店管理の経験があるのですが、この経験を御社で活かすことはできますでしょうか?
などの質問であれば、実際にその会社のビジネスに携わっていないと回答ができない質問なのでOKです。
実際にあなたが応募先の会社で日々仕事をしていく上で疑問に思うことを時間の限り聞いておきましょう。
質問した内容がホームページに書いてある内容だったら面接官は最後の最後にあなたにガッカリ。
印象は最悪です。
面接官に「この人は他社に取られる前に内定を出したい!」と思ってもらえればあなたの勝ち!
面接後
面接の雰囲気だけでは会社の雰囲気は分かりませんし、ましてやネットの噂もあてにはなりません。
最もあてになるのはあなたの目で見たその会社。
そのためにも面接が終わったら、あなたの目で会社を見ていきましょう。
面接後に社内を見せてもらう際には、予め面接前にお願いをしておきましょう。
転職エージェント経由で面接に行く場合は転職エージェントに行っておけばOKです。
自分の目で見るのが何よりの企業分析!
